慶応義塾大商学部 現役合格 河合さん

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卒業生/河合 紗弥さん
金沢泉丘3年→慶応義塾大学商学部

合格体験記


私が自生塾に通い始めたのは、高校3年生の夏休みでした。当時は東京大学理科二類志望でしたが、成績が伸び悩んでおりモチベーションも停滞していたため、東大出身の尾張さんが運営する自生塾に通うことにしました。

尾張さんから、質問した問題を噛み砕いて逆に質問されることで能動的に問題に向き合うことができ、深く理解することができました。私の周りには比較的勉強を教えてくれる大人(先生、親)が多かったものの、尾張さんのように質問を返してくることはなかったためはじめは言葉に詰まることが多々ありましたが、答えられるように単元をしっかり理解しようという意欲が生まれました。特に数学ではイメージしづらい式をホワイトボードに図で表し、一緒に考えてくれたので記憶に残りやすかったです。また、化学では一か月以上も理解できない単元がありましたが、尾張さんは何度同じ質問をしてもいやな顔せず、毎回違うプロセスで教えてくれたので質問しやすかったです。自生塾全体が積極的に質問をする雰囲気なのでただ暗記する学習が好きではない私にはとても合っていました。

また、自生塾は自分の進路を見つめ直すきっかけもあたえてくれました。私はとりあえず一番を目指したい、という理由で泉丘高校や東京大学を志望していました。高校受験はそんな漠然とした理由でも続けられましたが、大学受験はそうはいきませんでした。膨大な量の難題を前に、自分は本当に東京大学に行きたいのか、この勉強に意味はあるのか、そしてそもそも理系に進みたいのかという疑問が生まれました。そんな時に尾張さんに相談し自分のしたいことを改めて問い直し、高3の12月という受験期の終盤に文転することを決断しました。ライバルに比べて遅すぎる再スタートを切ったことに悔やんだこともありましたが、明確な理由がないまま東京大学を受験するよりは遥かに良い選択だったと思っています。そこからは第一志望である私立の対策をやりつつ併願校の国立のために共通テスト対策も行い、これまで以上にやるべきことが増えましたが、自分の行きたい大学のためなら頑張れました。その点が東京大学を志望していた頃との精神面での大きな違いかなと思っています。そして今まで泣きながらこなしてきた数3や理科を二次で使わない選択も応援してくれた尾張さんにはすごく感謝しています。

共通テストの化学では質問した成果もありすごく良い点を取れましたが、生物で壊滅的な点数を取ってしまいしばらく落ち込みました。特に大阪大学経済学部は共通テストの配点が9割のA配点で入ろうと思っていたので、それが絶望的となり二次も頑張らなければいけなくなったことに焦りました。それでも自生塾では普段通り自習を中心に分からないところは質問し、やるべきことをひたすらこなしました。本番前夜は緊張しましたが、私が眠れないと相談したときに尾張さんが教えてくれた瞑想でぐっすり眠ることができ、良いコンディションで本番を迎えることができました。結果的に第一志望の慶應義塾大学経済学部は不合格でしたが、そのほか2校からは合格をいただき自分的には満足する結果で受験を終えました。

大学では以前から興味を持っていたマーケティングを中心に経済、経営について幅広く学びたいと考えています。将来の夢はまだありませんが、大学で自分の興味を広げる中で探していこうと思います。受験期の経験を通して、自分の本当にしたいことを自問していく大切さを学びました。遠回りにはなったけれど、自分で自分の進路を選択する機会を得られて本当に良かったです。受験期での一番の学びはその点だったと思います。

 

 

一問一答


1 . 受験において大切だと思うことは?

自分が本当に行きたい大学を目指すこと。
明確な理由がないと長くて辛い受験期を乗り切るのは難しいと思います。したいことが特に決まっていなくても絶対に行きたいという意思(上位校にいけば尚更)があれば頑張れます。

 

2 . おすすめの勉強法や勉強のコツは?

学校の教材を完璧にこなす。
焦って外部の教材に手を出すよりは、学校からもらったものを何周もやったほうが力になると思います。ただ、化学の新研究という参考書は、尾張さん教えてもらったのですが教科書以上の発展内容が記載されていて、特に二次で化学を使う人にはめっちゃおすすめです!

 

3 . あなたが思う自生塾と他の塾等との違いは?

教える側がめっちゃ質問してくる。
分からない問題について質問されると辛いなと感じることはありましたが、答えられるように教科書や問題を読み込むので深く理解することができました。また自生塾に行くのは週一程度なので、一週間で分からないところをためて聞くところも特徴です。

 

4 . あなたが思う、自生塾に合う人は?

暗記だけの勉強はしたくない人。
質問を通してより深い理解ができるので、勉強内容の本質を探求したい人にはおすすめです。逆に言うと数学でも解答の形式を暗記してこなしたい人には、量を求める塾ではないのであまり向かないかな、と思います。

 

5 . 未来の受験生へのアドバイスをお願いします!

受験は辛く思えるものかもしれませんが、勉強のやり方や受験のとらえ方次第でいくらでも楽しくできると思います!避けては通れない道なのでいつか終わる!と自分を鼓舞しつつ覚悟を決めて頑張ってください。

 

6 . 尾張を有効活用するために知っていたらいいことやその方法。

時間は限られていて、また尾張さんは本気で分からない質問に対して向き合ってくれるので、質問する側も自分ですぐ分かる疑問は先に潰して、本当に理解できないところを抽出して聞くといいと思います。

【 尾張からの一言 】

枠が全部埋まっていて個別指導では見ることが出来ず、ほぼ勉強会(と本番前数回の個別)のみの関わりでしたが、その限られた時間で微力ながら応援させてもらいました。

河合紗弥においてやはり印象的だったのは、合格報告に来てくれた時の一言。
「受験期の一年を振り返って、”もっとこうしておけばよかった”と思うことは何かある?」との私の質問に、少し考えた後、「ないです!」と。
最終的に第二志望で入った学部が、実は本当に自分が学びたいことを学べる場所であったことが判明するなど、運に恵まれた部分もあるとは思いますが、そんな風に最も望ましい進路に進むことができ、かつこの一年に一縷の悔いもないというのは、本当に素晴らしいことだと思っています。

進路選択に迷い苦しむ姿もありましたが、それも含めて、この受験期の一年はきっと実り多き一年だったことでしょう。

大学という”より自由な学びの場”で、本当に学びたいことを学べる嬉しさを、是非思う存分享受してください!!

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